介護保険で摘要されるサービス

介護保険で利用できるサービスとは

居宅サービス 施設サービス

居宅サービス 

「居宅サービス」には、さまざまな種類があります。

この中から自分の希望するサービスを組み合わせて利用できます。

●サービスについて相談したい

●ケアプランを作ってほしい


居宅介護支援

ケアマネジャー(介護支援専門員)がケアプランの作成のほか、お客様が安心して介護サービスを利用できるよう支援していきます。

●自宅で生活を続けたい

●自宅での介護の手助けがほしい


訪問介護(ホームヘルプサービス)

ホームヘルパーが訪問し、入浴や排泄などの身体介護や生活援助を行います。

<身体介護>

食事、入浴、排泄のお世話、衣類やシーツの交換、通院の付き添い   など

<生活介護>

部屋の掃除、洗濯、買い物、食事の準備、調理     など 

自己負担(1割)のめやす

 身体介護中心   30分〜1時間 431円
 生活援助中心   30分〜1時間 223円
※早朝・夜間・深夜などの加算があります。


訪問入浴介護
浴槽を積んだ移動入浴車などで訪問し、入浴の介護を行います。 

自己負担(1割)のめやす 

 1回   1340円



訪問看護

医師の指示にもとづき、看護師などが訪問し、療養上のお世話(床ズレの手当てや点滴の管理)などを行います。 

自己負担(1割)のめやす 

 病院・診療所から    30分〜1時間     577円
 訪問看護ステーションから  30分〜1時間 870円
※早朝・夜間・深夜・緊急時などの加算があります。


訪問リハビリテーション
専門家(理学療法士や作業療法士)が訪問し、機能の維持回復のためのリハビリテーションを行います。

自己負担(1割)のめやす 

 1回 577円


居宅療養管理指導

医師・歯科医師、薬剤師などが訪問し、療養上の管理や指導を行います。

自己負担(1割)のめやす 

 医師・歯科医師の場合  500円(月2回まで)
 医療機関の薬剤師の場合  550円(月2回まで)
 薬局の薬剤師の場合(月4回まで) 500円(1回目)
300円(2回目から4回目)

●人と交流したい

●家に閉じこもりがち


通所介護(デイサービス)
施設に通所し、入浴、食事の提供などの介護サービスや機能訓練が日帰りで受けられます。

自己負担(1割)のめやす

単独型施設/6〜8時間未満の場合
要支援        
要介護 1・2    
要介護 3・4・5  

※費用は要介護度や施設の種類、利用時間に応じて異なります。 
※入浴・送迎などの加算があります。



通所リハビリテーション

介護老人保健施設や病院・診療所で、入浴、食事の提供などの介護サービスや、専門家による機能維持回復のためのリハビリテーションが受けられます。 

自己負担(1割)のめやす 

6〜8時間未満利用の場合
要支援        
要介護 1・2    
要介護 3・4・5  

※費用は要介護度や施設の種類、利用時間に応じて異なります。 
※入浴・送迎などの加算があります。


 

●急用などで介護ができない

●しばらく介護の手を休めたい


短期入所生活介護
介護の必要な方が施設に短期間入所し、入浴、排泄、食事などの介護や機能訓練が受けられます。

自己負担(1割)のめやす

併設型の場合/1日
要支援       836円
————————————
要介護 3・4・5  1177円

※費用は要介護度や施設の種類、利用時間に応じて異なります。 
※入浴・送迎などの加算があります。



短期入所療養介護

医療系施設に短期間入所し、医療や介護、機能訓練が受けられます。

自己負担(1割)のめやす 

介護老人保健施設の場合/1日
要支援       995円
————————————
要介護 3・4・5  1250円
※ 費用は要介護度や施設の種類、利用時間に応じて異なります。
※ 入浴・送迎などの加算があります。 

 

●借りる

●車いすやベットをレンタルで利用したい


福祉用具の貸与 
次の12種類が貸し出しの対象となります。

1. 車いす

2.車いす付属品(クッション、電動補助装置等)

3.特殊寝台(ベット)

4.特殊寝台付属品(サイドレール、マットレス等)

5.床ずれ予防用具

6.体位変換器

7.てすり

8.スロープ

9.歩行器

10.歩行補助杖

11.認知症老人徘徊感知器

12.移動用リフト(つり具の部分を除く)

 

月々の利用限度額の範囲内で、実際にかかった費用の1割を自己負担。
(用具の種類、事業者によって貸し出し料は異なります)

●買う

●お風呂や排泄が楽になる便利な用具がほしい


購入費の支給
支給の対象は、次の5種類です。

1. 腰掛便座       

2. 特殊尿器       

3. 入浴補助用具
a) 入浴用いす b) 浴槽用手すり c) 浴槽内いす 
d) 入浴台 e) 浴槽内すのこ f) 浴室内すのこ

4. 簡易浴槽

5. 移動用リフトのつり具の部分


※ 年間10万円までが限度額でその1割が自己負担です。

●改修

●廊下などに手すりをつけたい


住宅改修費の支給
保険の対象となる住宅改修は次の6種類です。

1. 手すりの取付け

2.段差の解消

3.すべりの防止、移動の円滑などのための床又は通路面の材料の変更

4.引き戸へなどへの扉の取替え

5.洋式便器などへの便座の取替え

6.その他これらの各工事に付帯して必要な工事 

※ 利用限度額(20万円まで)の1割負担

●施設に入って利用する居宅サービス


グループホーム
認知症による要介護者が5〜9人で共同生活を営む住居において、入浴・食事等の介護が受けられます。

※要支援の方は利用できません。

特定施設入所者生活介護
有料老人ホーム等で一定の計画にもとづいて提供される、入浴等の介護や日常生活のお世話が受けられます。


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施設サービス

どのような介護が必要かによって3つのタイプの施設に分かれます。

この中から入所する施設を選び、利用者が直接申し込んで契約を結びます。

●日常のお世話をしてくれる施設に入りたい


指定介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)
常に介護が必要で、自宅で生活できない人のための施設です。

入浴排泄など日常生活の介護や健康管理が受けられます。


●自宅に戻れるようリハビリをしたい


介護老人保健施設(老人保健施設)
病状が安定し家庭への復帰を目指し、介護やリハビリが必要な人のための施設です。

医学的な管理の下で介護や看護、リハビリが受けられます。

●医療の受けられる施設に入りたい

指定介護療養型医療施設(療養型病床群などの介護体制が整った医療施設)
急性期の治療が終わり、病状は安定しているものの、長期間療養が必要な人のための施設です。

介護体制の整った医療施設(病院)で医療や看護などを受けられます。

※費用は施設サービス費の自己負担(1割)のほか食費、日常生活費がかかります。
※施設サービスの費用は、要介護度や施設の体制によって異なります。


■在宅サービスの1か月の支給限度額 

要介護度

支給限度額(月額)

利用者負担(月額上限)

要支援

61,500円 6,150円

要介護1

165,800円 16,580円

要介護2

194,800円 19,480円

要介護3

267,500円 26,750円

要介護4

306,000円 30,600円

要介護5

358,300円 35,830円

施設サービスの1か月の平均利用額 

施設の種類

平均利用月額

利用者負担(月額)

食事代(月額)

介護老人福祉施設
(特別養護老人ホーム)

32.3万円 平均2.7万円 約2.3万円

介護老人保健施設

35.3万円 平均2.9万円

介護療養型医療施設
(療養型病床群等)

42.6万円 平均3.6万円

※介護報酬の地域区分における「その他」地域の金額です。
※食事代は高額介護サービス費の対象となりません。なお食事代は一般被保険者が1日あたり760円(月額約2.3万円)、世帯全員が住民税非課税等に該当する人は1日あたり500円、生活保護受給者、住民税非課税世帯で老齢福祉年金受給者等の場合は1日あたり300円となります。